食事管理ーダイエット

【朝食ダイエット】朝に食べるだけでダイエットになる!?【科学的根拠】

【朝食ダイエット】朝に食べるだけでダイエットになる!?【科学的根拠】

どーも、まことです。
今回の記事では、朝食ダイエットは本当に効果があるのかについて科学的に解説していきます。

朝食ダイエットとは?

朝食ダイエットは効果とは?

そもそも朝食ダイエットとは何かについて紹介します。

朝食ダイエットとは、朝食を食べることによって、代謝が上がったり、体温が上がるため、痩せやすくなるというダイエット法です。

食べるだけでダイエット効果があるならやってみたいという人も多いのではないでしょうか?

今回の記事では、この朝食ダイエットが科学的に効果が認められているものなのかについて解説していきます。

 

朝食ダイエットは効果なし

朝食ダイエットは効果なし

早速ですが、結論をいうと、科学的には朝食ダイエットの効果は認められていません。

理由は下記の2つです。

・朝食を食べても代謝は上がらない
・体温は上がるが摂取カロリー以上は消費しない

 

朝食を食べても、代謝は上がらない

朝食を食べても、代謝は上がらないことが研究によって明らかにされています。

昼食と夕食の1日2食ではなく、朝食を加えた1日3食にすることによって、食事の回数を増えるため代謝が上がるとするのが朝食ダイエットのメカニズムでした。
しかし、代謝は食事の頻度では変わらず、摂取カロリー量によって変わることがわかっています。*1

余談ですが、食事の回数を増やしても代謝が増えないということは、食事の回数を多くして、代謝を上げるダイエット「1日6食ダイエット」も特別なダイエット効果はないということです。
参考:1日6食ダイエットは効果ある??【科学的根拠】

 

体温は上がるが、摂取カロリー以上は消費しない

朝食ダイエットは、午前中から体温が上がるので痩せれると紹介されることもあります。
少し考えればわかりますが、これは明らかに間違いです。

食事を摂ると、体温が上がるのは、食事誘発性熱産生といわれ実際にある現象です。
摂取カロリーのどれくらいが熱に変わるかは栄養素によって変わりますが、平均すると摂取カロリーの約10%が熱に変換されると言われています。*2

しかし、この10%のカロリー消費を求めて、食事を摂るというのは意味不明な行動です。

お金で例えてみると、1000円渡せば100円もらえる。
これで、100円もらえるからお得と言っているようなものです。

食べることによって痩せれるなら、太ってる人はいないはずです。

朝食を抜く人は肥満が多い?

朝食を抜く人は肥満が多い?

もしかすると、朝食を抜く人には肥満が多いというのことを聞いたことがある人もいるかもしれません。

ヨーロッパの59,000人以上の子供を対象にした調査では、朝食を抜く人は体重が重くなる傾向があると報告しています。*3

しかし、この調査結果は、冒頭に紹介した朝食ダイエットのメリットである代謝が上がるや体温が上がるということを全く支持していません。

というのも、朝食を抜く人の方が体重が重い理由は、朝食を抜くと、1日全体での摂取カロリーが多くなるからだそうです。

調査対象である子供は食べ盛りで、朝食を抜くと、お腹がすいて昼食や夕食を食べ過ぎてしまうという単純な理論です。

実際に他の研究では、朝食を抜いた人の方が1日全体での摂取カロリーが少なくなかったという報告や、朝食を抜いた人の方が減量に成功したという研究報告もあります。*4 *5

結果的には、朝食の有無による摂取カロリーへの影響は人によるということだと考えられます。

普段、朝食を食べている人が朝食を抜くと、空腹の反動で、いつもより多く食事をとってしまうことが考えられます。

 

朝食を食べるべき人・食べなくても良い人

朝食を食べるべき人・食べなくても良い人

ここまでで朝食を食べることが特別なダイエット効果がないことを紹介してきました。
とはいえ、朝食を食べるべき人はいます。

・成長期の子ども
・妊婦
・筋肉をつけたい人
・午前中からスポーツをする人
・朝食を食べたい人

栄養・エネルギーが必要な人は朝食を食べるべきです。
また、単純に朝食べたいという人は食べるべきです。

上記に当てはまらず、朝は食べる気しないという人は食べなくても、特に害はありありません。

以上、朝食ダイエットは本当に効果があるのかについての科学的な解説でした。

 

参考文献

1.Bellisle F, McDevitt R, Prentice AM. Meal frequency and energy balance. Br J Nutr. 1997;77 Suppl 1:S57‐S70. doi:10.1079/bjn19970104 PubMed

2.厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト 「食事誘発性熱産生 / DIT(しょくじゆうはつせいねつさんせい)」 閲覧日:20年5月31日 リンク

3.Szajewska H, Ruszczynski M. Systematic review demonstrating that breakfast consumption influences body weight outcomes in children and adolescents in Europe. Crit Rev Food Sci Nutr. 2010;50(2):113‐119. doi:10.1080/10408390903467514 PubMed

4.Reeves S, Huber JW, Halsey LG, Horabady-Farahani Y, Ijadi M, Smith T. Experimental manipulation of breakfast in normal and overweight/obese participants is associated with changes to nutrient and energy intake consumption patterns. Physiol Behav. 2014;133:130‐135. doi:10.1016/j.physbeh.2014.05.015 PubMed

5.Geliebter A, Astbury NM, Aviram-Friedman R, Yahav E, Hashim S. Skipping breakfast leads to weight loss but also elevated cholesterol compared with consuming daily breakfasts of oat porridge or frosted cornflakes in overweight individuals: a randomised controlled trial. J Nutr Sci. 2014;3:e56. Published 2014 Nov 13. doi:10.1017/jns.2014.51 PubMed