サプリメント

プロテインは腎臓に悪い!?

プロテインは腎臓に悪影響をあた得るのかーサムネイル

どーも、まことです。
今日は、プロテインの腎臓への影響ついて解説していきます。

「プロテインって、腎臓によくないと聞いたことがあるのだけれど、実際のところどうなんだろう・・」

こんな疑問を解決します。

プロテインは腎臓に悪影響なし

健康な人には悪影響なし

さっそくですが、結論を紹介すると、腎臓が健康な人であれば、プロテインを摂取しても問題なしです。

プロテインを言うと、マッチョが飲む特別な飲み物と考えている人がいますが、プロテインは全く特別なものではなく、単なるタンパク質です。

プロテインが腎臓に悪影響を与えるという迷信は、腎臓が悪い人はタンパク質の摂取を控えるということが由来するからです。
(後の章で詳しく紹介します。)

 

プロテインが腎臓に悪くない科学的根拠

プロテインが腎臓に悪影響がないと紹介している科学的根拠やエビデンスを3つ紹介します。

研究論文
下記の論文では、体重1kgあたり1.5gのタンパク質の高タンパク質食でも、健康な成人であれば腎臓に悪影響はないという報告をしています。

Changes in Kidney Function Do Not Differ between Healthy Adults Consuming Higher- Compared with Lower- or Normal-Protein Diets: A Systematic Review and Meta-Analysis“という論文では、高タンパク質食(体重1kgあたり1.5gのタンパク質または100g以上のタンパク質)は健康な成人の腎機能に悪影響を及ぼさないと報告しています。

体重1kgあたり1.5gのタンパク質のを超えたら影響が出てくるということではなく、1.5gまでなら問題ないことが確認できたということです。

実際に、どれくらいの摂取量であれば問題ないか、というところまでは研究は進んでいません。

 

厚生労働省
厚生労働省が発行する”日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」 報告書“のたんぱく質の章では下記のように書かれています。

たんぱく質の耐容上限量は、たんぱく質の過剰摂取により生じる健康障害を根拠に設定されなけ ればならない。しかし現時点では、たんぱく質の耐容上限量を設定し得る明確な根拠となる報告は 十分には見当たらない。そこで、耐容上限量は設定しないこととした。

(たんぱく質p97より引用)

このように、タンパク質の過剰摂取による害は信頼できるエビデンスはないとしています。

 

WHO
WHO(世界保健機関)の発行する”タンパク質・アミノ酸の必要量“という文献には、下記のように書かれています。

「腎機能を理由とするタンパク質の制限は, 糖尿病,高血圧,または多嚢胞性腎疾患によって腎不全を発現する可能性がある被験者においてのみ行うのが正しく,また賢明である」

(タンパク質・アミノ酸の必要量p175より引用)

つまり、糖尿病・高血圧・多嚢胞性腎疾患ではない人が、腎臓への悪影響を気にして、タンパク質(プロテイン)の摂取を制限する必要はないということです。

 

腎機能がもともと悪い人は避けるべき

腎機能がもともと悪い人は避けるべき

ではそもそも、なぜこのような話が出てきたのでしょうか

すでに簡単紹介しましたが、腎臓が悪い人は、タンパク質の摂取を控えないといけないということから来ています。

タンパク質は分解される過程で発生する毒素が発生します。
この毒素を排泄するのが腎臓の働きです。

腎臓が弱っている状態で、タンパク質を多く摂取すると、タンパク質の分解の過程で発生する毒素が溜まってしまいます。
そのため、腎不全の方はタンパク質の摂取を控えなければいけません。

この話が発展して、プロテインを摂取すると、腎臓に悪いということになったのです。

参考までに以下の論文を紹介します。

The impact of protein intake on renal function decline in women with normal renal function or mild renal insufficiency“では、この論文では、1624名の42~68歳の女性を11年間追跡調査結果をまとめています。
この研究結果によると正常な腎機能を有している方には、タンパク質を多く摂取しても、腎機能への影響はないということでした。
一方、腎機能が悪い方が多くのタンパク質を摂取すると腎機能の低下を加速させる可能性があるとしています。

11年にもわたる調査なので、正確なタンパク質摂取量までは載っていないのが、残念ですが、腎臓が健康な人とそうでない人では高タンパク質食の影響は異なるということです。

 

プロイテインの分解工程で腎臓が働く

尿素の分解過程で腎臓が働く

次に、どんなプロセスでタンパク質の分解が腎臓に負担をかけるかを紹介していきます。

健康な人がプロテイン(タンパク質)を多く摂取しても、腎臓に悪影響がないことはわかりました。
なので、このプロセスを知る必要はないですが、知識を深めたい人向けに紹介します。

1.タンパク質は、まず胃と腸でアミノ酸に分解され吸収されます。

2.アミノ酸は肝臓にて分解されます。その際に身体にとって有害なアンモニアが発生しますが、このアンモニアも肝臓にて尿素に変換されます。

3.アンモニアが分解されて発生した尿素は腎臓の働きによって、尿となり体外に排出されます。

最後の尿素を尿として排泄するのが腎臓の役割です。

【まとめ】どんどんタンパク質を摂ろう

【まとめ】どんどんタンパク質を摂ろう

プロテインを多く摂取しても腎臓への悪影響を心配する必要はない、ということがわかったいただけたかと思います。
これからは、どんどんプロテインを飲んで、どんどんトレーニングをして、筋肉をつけていきましょう!

最後に1点注意を紹介します。

今回の記事を書くにあたっていろいろリサーチしている時に見つけたサイトに以下のようなことを理由にプロテインは危険だといっているものがありました。

それは、「プロテインに含まれるタンパク質は、作られたタンパク質で、通常の食品に含まれているタンパク質とは違うから危険。」ということです。

プロテインの作り方を知っていれば、こんなことはすぐに間違いだとわかります。
一番メジャーなプロテインであるホエイプロテインは、牛乳から作られます。
牛乳のタンパク質以外の物質を取り除き、フレーバーを混ぜ、乾燥させ、パウダーにしているだけです。

また、他の記事では、「プロテインは、通常の食事では摂れないようなタンパク質量が一気に摂れるから危険。」というものもありました。

プロテインは大体1杯25gくらいのタンパク質が含まれていますが、鶏むね肉は一枚(200~300g)でタンパク質は40~60gです。

動機はわかりませんが、このようにネットには、みなさんの不安を無駄に煽るような記事があります。
ある程度知識があれば、すぐに嘘だとわかるようなものもたくさんあるので、騙されないように知識をつけていってください。

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