サプリメント

【ビタミンE】抗酸化作用を保つビタミン【サプリメント】

【ビタミンE】抗酸化作用を保つビタミン【サプリメント】

どーも、まことです。
今回の記事では、ビタミンEの働き、摂取量の目安、過剰摂取/不足するとどうなるかについて解説していきます。

本記事は主に、厚生労働省が発行する日本人の食事摂取基準(2020年版)に基づいたデータを紹介します。
そのままの文章はかなり読みにくいので、本記事では要点をまとめたり、補足を追加して紹介しています。

 

ビタミンEとは?

ビタミンEとは?

ビタミンEとは、脂溶性ビタミンの1種です。

ビタミンEは8つの物質の総称です。
ビタミンEは大きく2つに分けられ、それは、トコフェロールとトコトリエノールです。
そして、それぞれのわずかな構造の分子構造の違いで、α,β,γ,δの違いがあります。
α-トコフェロール,β-トコフェロール,・・・といった具合で8種類です。

α-トコフェロールがビタミンEを代表する物質です。
体内に存在するビタミンEはほとんどがα-トコフェロールです。*1

文献によっては、単にビタミンEという時はα-トコフェロールを指し、それ以外の物質を呼ぶ時は、ビタミンEとは言わず、物質名で呼ぶとすることもあるくらいです。

 

ビタミンEの効果

ビタミンEには下記のような効果が科学的に認められています。

・肌を紫外線などから保護する*2
・目を健康にする*3 *4

上記の効果はビタミンEの抗酸化作用によるものです。

人工的に合成されたビタミンEでは、天然のビタミンEとはわずかに分子構造が異なり、人工的に合成されたビタミンEには抗酸化作用は見込めません。
そのため、上記の効果を得たい人は、天然のビタミンEを選ぶべきです。
人工的に合成されたビタミンEも無意味なわけではなく、欠乏症を防ぐことはでき
、値段も天然のものより安いです。

 

ビタミンEの摂取量

ビタミンEの摂取量

日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、1日あたりの18歳以上男女のビタミンEの推奨量は下記です。

・男性:6.0〜7.0mg/日

・女性:5.0〜6.5mg/日

 

過剰摂取の基準

過剰摂取の基準

日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、ビタミンEの過剰摂取の目安となる耐容上限量は下記に設定されています。

男性:750〜900mg/日
女性:650〜700mg/日

 

通常の食事では、ビタミンEが過剰になることはまずありませんが、過剰に摂取すると、出血傾向が上昇し、前立腺癌のリスクの増加する可能性があります。*1 *5

出血傾向とは

「出血傾向」とは、「血が止まりにくくなる」あるいは「ささいな怪我でも出血しやすくなる」状態のことをいいます。ひどい場合には明らかなきっかけがないのに身体から血が出ます
公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「出血傾向」より引用

 

欠乏症

欠乏症

通常の食事をしていれば、不足することはありませんが、欠乏症には、下記の症状が知られています。*1

・不妊
・脳梗塞
・肝臓壊死
・腎障害
・溶血性貧血

あまり知られていなそうなものだけ紹介します。

溶血性貧血


赤血球は正常な寿命(約120日)が尽きると,循環血液から取り除かれる。
溶血が起きると赤血球が未熟な段階で破壊され,それにより赤血球寿命が短くなる(120日未満)。
(中略)
全身症状は他の貧血に類似し,蒼白,疲労,めまい,場合によっては低血圧を生じる。強膜黄疸および/または黄疸が生じることがあり,脾臓が腫大することがある。

MSDマニュアルプロフェッショナル版「溶血性貧血の概要」より引用

 

ビタミンEを多く含む食材

ビタミンEを多く含む食材

ビタミンEを多く含む食材を5つ紹介します。

・アーモンド:30.3mg
・ひまわり(タネ):12.0mg
・モロヘイヤ:6.5mg
・うなぎ(蒲焼き):4.9mg
・アボカド:3.3mg

すべて100gあたりのビタミンE(α-トコフェロール)の量です。
(日本食品標準成分表より抜粋)

 

以上、ビタミンEの働き、摂取量の目安、過剰摂取/不足するとどうなるかについての解説でした。

 

参考文献

1.厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版) リンク

2.Thiele JJ, Traber MG, Packer L. Depletion of human stratum corneum vitamin E: an early and sensitive in vivo marker of UV induced photo-oxidation. J Invest Dermatol. 1998;110(5):756‐761. doi:10.1046/j.1523-1747.1998.00169.x PubMed

3.Pastor-Valero M. Fruit and vegetable intake and vitamins C and E are associated with a reduced prevalence of cataract in a Spanish Mediterranean population. BMC Ophthalmol. 2013;13:52. Published 2013 Oct 9. doi:10.1186/1471-2415-13-52 PubMed

4.Age-Related Eye Disease Study Research Group. A randomized, placebo-controlled, clinical trial of high-dose supplementation with vitamins C and E, beta carotene, and zinc for age-related macular degeneration and vision loss: AREDS report no. 8 [published correction appears in Arch Ophthalmol. 2008 Sep;126(9):1251]. Arch Ophthalmol. 2001;119(10):1417‐1436. doi:10.1001/archopht.119.10.1417 PubMed

5.Lippman SM, Klein EA, Goodman PJ, et al. Effect of selenium and vitamin E on risk of prostate cancer and other cancers: the Selenium and Vitamin E Cancer Prevention Trial (SELECT). JAMA. 2009;301(1):39‐51. doi:10.1001/jama.2008.864 PubMed

6.公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「出血傾向」 リンク

7.MSDマニュアルプロフェッショナル版「溶血性貧血の概要」 リンク

8.文部科学省 日本食品標準成分表 リンク